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イベント紹介
第10回歴史回廊らくたび散歩「平家一門の栄華の地が京の玄関口へ 八条通」を実施
2021年3月14日(日)13時から、第10回らくたび散歩を開催した。今回のテーマは「平家一門の栄華の地が京の玄関口へ 八条通」。弘法大師所縁の地、清和源氏発祥の地、そして平家一門の屋敷跡等、主に平安時代に焦点を当てた地を、株式会社らくたび代表の山村純也氏の案内で巡った。
13時にJR京都駅八条西口2階「みやこ夢てらす」に集合した一行は、進路を西に取り、初めに伏見稲荷大社御旅所を訪問。毎年4月20日頃の神幸祭から5月初旬の還幸祭までの間、五基の神輿が滞在する奉安殿の前で、山村氏から御旅所は当初複数あったが豊臣秀吉により1カ所にまとめられたこと、同稲荷大社から少し離れているもののこの辺りに氏子の数が多いこと、そして東寺との関係等について解説を受けた。
その後、日本最初の私立学校「綜芸種智院」跡である西福寺(弘法大師創建)、東寺北総門を経て、六孫王神社へ。
清和天皇の第六皇子の子どもで、天皇の孫にあたる源経基は「六孫王」と呼ばれ、同神社はその嫡子であり、清和源氏軍団を形成した源満仲によって創建されたため、「清和源氏発祥の宮」と呼ばれている。山村氏からは「以前は広大な神領を有していたが、鉄道整備事業等で削られてしまい、現在の広さになった」との説明があった。
続いてJR東海道線と新幹線の線路を北へくぐって梅小路公園を訪れた。同公園は京都市民の憩いの場として、また災害時の広域避難場所として整備された12.5haの都市公園であるが、平安時代に平清盛が造営した西八条第の跡地であり、公園整備工事の際には土器等も出土している。同地は山陰道と西国街道に近い場所にあり、平家一門が貿易に注力するために拠点を六波羅から瀬戸内の福原(現神戸市)へと移す過程において、構えた邸宅であることが伺えた。
同公園にて休憩した後、一行は再び進路を西へ取り、平安時代の陰陽師安倍晴明の子孫である土御門家邸宅跡である円光寺、同家の菩提寺である梅林寺、そして晴明を祭神として祀る稲住神社を訪れ、最後の訪問先である若一神社へと向かった。
同神社の創建者は平清盛。1166年の熊野詣での際の神託の通り邸内から出土した若一王子をご神体として祀ったところ太政大臣に任ぜられたため、清盛は楠を植樹したと伝えられており、現在もその木が御神木として同神社の西側に植わっている。楠の巨木により喧騒から隔てられた静寂な空間で、しばし一行はその御由緒の奥深さに感じ入るとともに、この地から西国へと勢力を伸ばしていった平家一門の古の歩みに思いを馳せた。
次回らくたび散歩は「九条通り」に焦点を当てる。今回と同様、山村氏の解説を受けながら都大路の最南端「九条大路」にまつわる様々な史跡を巡ることとなる。
第10回 歴史回廊らくたび散歩開催のご案内
2021年3月14日(日)
第10回 歴史回廊らくたび散歩
【平家一門の栄華の地が京の玄関口へ 八条通】
「第10回歴史回廊らくたび散歩」を3月14日(日)に開催いたします。
今回は「平家一門の栄華の地が京の玄関口へ 八条通」と題し、清和源氏発祥の
宮とも呼ばれている「六孫王神社」や平清盛が築いた西八条殿の跡地に出来た
梅小路公園など八条通りをメインに、JR京都駅からJR西大路駅まで約4㎞を
歩きます。
詳細は、 下記のチラシをご覧ください。
こちら↓から簡単にお申込いただけます。
https://ws.formzu.net/dist/S14381593/
※定員は30名(先着順)、定員になり次第締め切らせていただきます。
※開催日当日は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクの着用を
お願いいたします。
「仁和寺八十八カ所巡り災害復旧ボランティア」について
*こちらは仁和寺様からのご依頼で衣笠キャンパス地域連携課が主となり、
京都歴史回廊協議会もこの企画に協力しました。
2018年の台風21号により、御室八十八カ所巡り第31番札所が倒壊しました。
立命館大学の学生を対象に災害復旧ボランティアを募り、12月22日~26日の
5日間、学生と職員約延べ50名が参加してくださいました。
今回は再建に使用する瓦を運ぶことが主な作業でした。重い瓦を背負い山道
を歩くという大変な作業にもかかわらず、みなさん何往復もして頑張ってくだ
さいました。
雨で足元が悪くなった日もありましたが、大きな怪我も無く、無事に終えることが
出来ました。
今年度はコロナ禍で学生たちが交流する機会が少なかったですが、今回の
企画を通して、回生を超えた交流がたくさん生まれたようでした。
ご参加してくださったみなさま、有難うございました。そしてお疲れ様でした!
学生交流部会「お火焚き祭~火生三昧・火渡り修行~」を開催しました。
11月23日(祝)、西園寺記念館で集合し、徒歩約15分ほどの山中にある
浪切不動寺に向かい、「柴燈護摩」、「火渡り修行」を体験しました。
(25名参加)
参加者の方々に願いごとを護摩木に書いていただき、それそれ燃え盛る炎に
投げ入れ、祈祷をしていただきました。
火渡り(身も心もお不動様と一つになって火を渡り、穢れを祓い身を清める修行)
では、御住職の嶋悠海師が炎の中を渡られたのち、まだ炎があるにもかかわ
らず、12名の勇気ある学生達が渡りました。その後、火を沈めていただき、
ご参加の方みなさまにお渡りいただきました。
最後にお火焚き饅頭や柚子おこしなどの授与があり、充実したイベントを終え
ることができました。
京の担い手育成事業 伝統工芸体験「ご朱印帖を作ろう」を実施しました。
2020年11月14日(土)10時より
京の担い手育成事業 伝統工芸体験「ご朱印帖を作ろう」
を実施しました。(総参加者数:52名、制作者数:39名)
当協議会の清水副会長より挨拶の後、総本山仁和寺執行長吉田正裕師より仁和寺の歴史とご朱印の由来についてお話いただきました。
ご朱印帖作りの講師は、昨年に引き続き株式会社尚雅堂の松尾安浩代表取締役社長にお願いしました。実演を交え、わかりやすく丁寧にご指導くださいました。
参加者の方々には、本紙の糊付け作業の後、色とりどりの友禅紙からお選びいただいた紙で表紙・裏表紙を作り、本紙と貼り付けてご朱印帖をお作りいただきました。
紅葉の綺麗な仁和寺の境内の散策、御殿の拝観などで糊が乾くのを待ち、講師の先生に仕上げをしていただいた後、終了・解散となりました。
当初の予定では、お作りいただいたご朱印帖にご朱印をお受けいただきお持ち帰りいただく予定でしたが、紅葉シーズンということもあり、ご朱印をいただくのに時間を要してしまいました。ご朱印帖は事務局がお預かりし後日参加者の方々に郵送いたしました。
今回使用しました友禅紙は、10月開催の「京うちわを作ろう」の京うちわ紙と同じく抗菌・抗ウイルス加工を施したものを使用しました。
会場の換気、手指の消毒など新型コロナウイルス感染症対策を講じ、参加者の皆様にご協力をいただき無事に終了することが出来ました。