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イベント紹介
チラシ仁和寺『御室桜』観賞企画のご案内
格式ある「旧御室御所」総本山仁和寺に於いて、御室桜の観賞企画を
開催いたします。
仁和寺の歴史についての講演をお聴きいただき、ライトアップされた
境内、特に目線の高さで一面に広がる名勝「御室桜」の観賞など、
夜間ならではの幻想的な仁和寺をお愉しみください。
詳細はチラシ画像をご覧ください。チラシ仁和寺『御室桜』観賞企画
なお、お申込みの受付は先着順となっておりますので、ご興味がござい
ましたらお早めにお申込みくださいますようお願い申し上げます。
ご参加のお申込みを心よりお待ちしております。
開催日時 : 2022年4月9日(土)17:30~20:00(終了予定)
参 加 費 :
個人会員・家族会員 ・・・1名 2,500円
賛助会員 ・・・1名 2,500円
一 般 ・・・ 1名 3,000円
※『個人会員』『家族会員』とは、京都歴史回廊ファンクラブ会員のことをさします
定 員 : 30 名(先着順)
【お申込みフォーム】https://ws.formzu.net/dist/S8270971/
画像をクリックしていただくと大きくご覧いただけます。↓
第12回歴史回廊らくたび散歩「謎の古代豪族・秦氏と映画の街『太秦』散策」を開催しました
2022年3月6日(日)、第12回歴史回廊らくたび散歩「謎の古代豪族・
秦氏と映画の街『太秦』散策」を実施しました(参加者36名)。
13時に右京区総合庁舎前に集合した一行は、当会幹事で株式会社
らくたび代表の山村純也氏の案内により、はじめに通称蚕ノ社(正式
名称:木嶋坐天照御魂神社)を訪問しました。同神社は古代豪族・秦氏
により創建されたと伝えられており、本殿東側に秦氏が得意とした養蚕
の神様を祀っていることから「蚕ノ社」という通称があります。境内西側
の元糺の池には京都三珍鳥居の一つ三柱鳥居がありました。同鳥居の
三つの角は北東西を指しており、東西を指す角の直角二等分線の先に
比叡山と愛宕山があり、同鳥居から見て夏至の日は比叡山頂から日が
昇り、愛宕山頂に日が沈むことから、暦を正確に知るためにあるのでは
ないかとも言われています。さらに社殿の瓦や提灯には賀茂氏の紋で
ある葵の葉が施されており、山村氏は賀茂氏との関係性についても示唆
されました。
次に、向かったのは大酒神社。同神社は秦の始皇帝を祖神とし、もと
は広隆寺の境内に祀られていたが、明治初期の神仏分離令により現在
地に祀られることになったことや、毎年10月12日に広隆寺で実施されて
いた同神社の「牛祭」は「やすらい祭」、「鞍馬の火祭」とともに京都
三大奇祭の一つに数えられ、京都市の登録無形民俗文化財になっている
ことなどをご紹介いただいた。
大酒神社を後にして、一行は広隆寺を訪問した。上宮王院太子殿(本
堂)の前で創建以来の由緒について説明を受けた後、霊宝殿にて我が
国の国宝第一号となった弥勒菩薩半跏思惟像をはじめ、同寺が所蔵する
数多くの仏像等の宝物を鑑賞しました。
三条通りを南にわたると映画の街「太秦」に至りました。中心街である
大映通り商店街を西に向かい、キネマキッチン等映画関係者に縁のある
お店をご紹介いただきながら、商店街の中ほどにきましたら、三吉稲荷
神社に到着しました。同神社は太秦に映画の撮影所が建設され始めた時
に近くの竹やぶにあった二つの祠を一つにまとめて祀ったのが始まりで、
別名「芸能神社」と呼ばれています。日本映画の父といわれている牧野
省三監督の顕彰碑や戦前の人気俳優が寄贈した石柱がありました。
同神社から少し南へ下ると、現在はマンションが建っていましたが、
かつては大映の撮影所があり、ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞
した黒澤明監督の羅生門をはじめ数々の名作が撮影されたとご紹介いた
だきました。
大映撮影所跡地から西に向かうと、松竹京都撮影所東側の壁に突き
当たります。そこを左折して南下すると住宅地の真ん中に蛇塚古墳の
巨石群が現れました。同古墳は7世紀初めに築造された秦氏の首長の
墳墓と言われています。奈良県明日香村の石舞台古墳級の大きな古墳
で石室内に当日の参加者が全員は入れるほどのサイズでした。
最後に訪れたのは松竹京都撮影所。同撮影所には立命館大学映像学部
の実習施設「立命館松竹スタジオ」があります。一行は専用の撮影ス
タジオ、映像編集設備、講義用教室も設置されている建物の外観を確
認しながら歩き、嵐電帷子ノ辻駅にて解散となりました。解散後は同駅
2階に松竹京都撮影所と京福電気鉄道との連携で開設された駄菓子売場
「映菓座」で、昔懐かしいヒーローものの歌曲が流れる中、駄菓子を買
ったり、名物三吉稲荷ソフトを食べたりしながら歓談しました。
3月6日(日)「第12回らくたび散歩」を 開催いたします
今回は「謎の古代豪族・秦氏と映画の街『太秦(うずまさ)』散策」と
題し、秦氏が栄えた太秦界隈を歩きます。秦氏ゆかりの「大酒神社」、
「広隆寺」の国宝仏、「蚕ノ社」では京都三珍鳥居の一つ三柱鳥居を
ご覧いただきます。さらに、京都府下でも最大規模の横穴式石室を
持つ前方後円墳「蛇塚」では、内部の見学もいたします。今回、通常
非公開の松竹京都映画撮影所も特別に見学させていただけることに
なりました。
詳細はチラシ画像をご覧ください。チラシ「第12回らくたび散歩」
なお、お申込みの受付は先着順となっておりますので、ご興味がござい
ましたらお早めにお申込みくださいますようお願い申し上げます。
ご参加のお申込みを心よりお待ちしております。
開催日時 : 2022年3月6日(日)13:00~16:00
参 加 費 : 個人会員・家族会員 ・・・1名 2,000円
一 般 ・・・ 1名 3,500円
※『会員』とは、京都歴史回廊ファンクラブ会員のことをさします
定 員 : 40 名(先着順)
【お申込みフォーム】
1月28日に満席となりました。有難うございました。
https://ws.formzu.net/dist/S14381593/
京の担い手育成事業「ご朱印帖を作ろう」を実施しました!
12月4日(土)9時30分から仁和寺「高松宮記念書院」において、本会
主催京の担い手育成事業「ご朱印帖を作ろう」を実施しました(小学生
18名が参加)。
はじめに、京都歴史回廊協議会の清水則雄副会長から、会の紹介と
併せて、今回会場をご提供くださった世界遺産仁和寺への謝意を込めた
ご挨拶がありました。つづいて、同寺の倉信隆憬様からご挨拶をいただ
きました。ご挨拶の中で倉信様は創建(888年)以来の歴史に触れつつ、
ご朱印帖に関わり「ご朱印帖に使用する和紙を作る職人さんがおられ、
それを使用してご朱印帖を作られる職人さんがおられる。そして皆さんが
それを手にして神社やお寺に行かれた際に書いてくださる僧侶や神職等
がいらっしゃいます。ご朱印帖そのものが後世に伝えていくべき大切な
文化の一つといえます。そう思って、ご朱印帖づくりに取り組んでいただ
ければ」と述べられました。
その後、講師を担っていただいた株式会社尚雅堂代表取締役社長の
松尾安浩様に進行をお任せし、ご朱印帖作りがスタートしました。
参加した小学生たちは、保護者やサポート役の京扇子・地紙製造の
株式会社清水商店の職人さん、立命館大学の学生、職員に手伝って
もらいながら、それぞれが受付時に選んだ友禅紙を使用して表紙と裏表
紙をつくり、それらに本文を貼り合わせました。約1時間の作業の後、使
用した糊の乾燥と松尾様による仕上げ作業を待つ時間を利用して、参加
者たちは学生ボランティアの説明を聞きながら仁和寺御殿を拝観しました。
白書院から南庭を横目に宸殿に移動し、北庭を望む風景(手前から北庭、
飛濤亭、中門、五重塔)が眼前に現れると、感嘆の声が上がりました。
案内役の学生たちによると、美しい紅葉、苔むす庭に落ちて尚存在感の
ある楓を見ながら一人の小学生が「仁和寺っていいなあ」と呟いたとのこ
とです。後世に繋げていくべき歴史・文化を体感してもらうという開催趣
旨は十分に達成できたものと思われました。
約30分間にわたる拝観を終えた一行は、会場に戻り、完成したご朱印帖
を手に、帰途につきました。
浪切不動寺で「お火焚き祭り」が行われました!
11月23日(祝)13時から、波切不動寺において「お火焚き祭り」が行わ
れ、立命館大学の学生・院生が「護摩焚き」「火渡り」などを体験した。
火を使う機会が増える初冬期の京都では、昔から火の用心祈願を目
的とする「お火焚き」が各地で行われてきた。同寺でも毎年11月23日
に実施され、2017年からは多数の学生・院生たちが京都歴史回廊
協議会学生交流部会事業として参加してきた。今回は19名の学生・
院生が参加した。
西園寺記念館に集合した一行は、同協議会の清水副会長と丸野幹事
(学生交流部会担当)に先導され、徒歩で同寺まで移動。ご本尊であ
る不動明王にお参りした後、護摩札に各々の願い事、氏名、年齢
(数え年)を記入した。
定刻になると嶋悠海住職ら行者たちが法螺貝の
音を合図に入場し、ご本尊にお参りした後、破魔矢を射ったり、刀で
邪気を払ったりして結界をはり、護摩焚きの準備が整えられた。住職
の指示で点火されると、折からの風の影響もあってたくさんの煙ととも
に大きな炎が上がった。そして、読経とともに住職により護摩札が炎の
中に投げ込まれ、参加者も手持ちの護摩札を投げ入れ、護摩焚きは
進行していった。
全ての護摩札が燃焼したところで、火渡りに移行し、住職に続いて
行者たちが、次々と火渡りを行った。燃え盛る火の中の火渡りの希望
者を募ったところ、10名の学生・院生をはじめ多数の参加者が手を挙
げ、火渡りを敢行した。残りの参加者は少し鎮火させた安全な状態で
火渡りを行い、全ての参加者が火渡りを経験した。
途中、住職からは行者の服装は山中での行動しやすさから工夫さ
れていることや、法螺貝は宗教活動のためだけではなく、山中におけ
る仲間への合図や野生動物除けのために使用されていること、錫杖
も地面を突くことであらゆる生物が行者を除け、結果殺生を避けるた
めに使用していることなどを紹介していただいた。
全ての儀式を終えて、お下がりを受け取り、住職とご本尊へ一礼し、
一行は感想を口々に述べつつ下山した。