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京都歴史回廊協議会

イベント紹介

京の担い手育成事業 伝統工芸体験「京うちわを作ろう」を実施しました。

2020年10月18日(日)10時より
京の担い手育成事業 伝統工芸体験「京うちわを作ろう」を実施しました。(参加者31名)

今回は京うちわの表面用に、妙心寺の小倉宗俊管長に「清風拂明月」
「明月拂清風」と対句になった禅語をご揮毫いただきました。

まず初めに、ご揮毫いただいた禅語について妙心寺岩浅様より、大変わかりやすくご説明をいただきました。
次に京うちわについて講師の秋田氏より歴史的なこともふまえ、京うちわの特徴などをご説明いただきました。

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お部屋を移し、いよいよ京うちわ作りです。戸を開け放ち、庭を吹き抜ける初秋の風を感じながら、講師の先生の手順を真剣に聞き作業にとりかかります。

うちわ紙と骨をきれいに接着し、うちわの形に切りそろえ、縁を細い紙で巻いていきます。繊細な作業にもかかわらず、低学年の児童も一生懸命きれいに仕上げ、扇げるうちわの姿になりました。

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裏面には各々オリジナルの絵付けをしたり、切り絵を貼ったり季節感あふれる楽しいうちわが出来上がりました。

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最後に京都歴史回廊協議会副会長の清水氏よりお話をいただき、盛況のうちに閉会となりました。

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お作りいただいた方には、京うちわを扇ぐだけではなく、飾ってもいただけるよう、杉で出来たうちわスタンドをお渡ししました。
作った京うちわを見せ合いながら、楽しそうに帰途に就かれる様子がとても印象的でした。
ご参加くださったみなさま、有難うございました!

京都歴史回廊協議会では、地域の子どもたちに京都の伝統工芸を体験してもらうことで、京文化を自然と身につけてもらうことを目的とした事業に注力しています。
次回は11月14日(土)に仁和寺御室会館で「ご朱印帖を作ろう」を実施する予定です。

※今回、京うちわの表面には抗菌・抗ウイルス加工として漆喰が施されていました。これも伝統工芸技術ですね😊

2020/11/10 09:00

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