- 2007年度
- 2008年度
- 2009年度
- 2010年度
- 2011年度
- 2012年度
- 2013年度
- 2014年度
- 2015年度
- 2016年度
- 2017年度
- 2018年度
- 2019年度
- 2020年度
- 2021年度
- 2022年度
イベント紹介
浪切不動寺で「お火焚き祭り」が行われました!
11月23日(祝)13時から、波切不動寺において「お火焚き祭り」が行わ
れ、立命館大学の学生・院生が「護摩焚き」「火渡り」などを体験した。
火を使う機会が増える初冬期の京都では、昔から火の用心祈願を目
的とする「お火焚き」が各地で行われてきた。同寺でも毎年11月23日
に実施され、2017年からは多数の学生・院生たちが京都歴史回廊
協議会学生交流部会事業として参加してきた。今回は19名の学生・
院生が参加した。
西園寺記念館に集合した一行は、同協議会の清水副会長と丸野幹事
(学生交流部会担当)に先導され、徒歩で同寺まで移動。ご本尊であ
る不動明王にお参りした後、護摩札に各々の願い事、氏名、年齢
(数え年)を記入した。
定刻になると嶋悠海住職ら行者たちが法螺貝の
音を合図に入場し、ご本尊にお参りした後、破魔矢を射ったり、刀で
邪気を払ったりして結界をはり、護摩焚きの準備が整えられた。住職
の指示で点火されると、折からの風の影響もあってたくさんの煙ととも
に大きな炎が上がった。そして、読経とともに住職により護摩札が炎の
中に投げ込まれ、参加者も手持ちの護摩札を投げ入れ、護摩焚きは
進行していった。
全ての護摩札が燃焼したところで、火渡りに移行し、住職に続いて
行者たちが、次々と火渡りを行った。燃え盛る火の中の火渡りの希望
者を募ったところ、10名の学生・院生をはじめ多数の参加者が手を挙
げ、火渡りを敢行した。残りの参加者は少し鎮火させた安全な状態で
火渡りを行い、全ての参加者が火渡りを経験した。
途中、住職からは行者の服装は山中での行動しやすさから工夫さ
れていることや、法螺貝は宗教活動のためだけではなく、山中におけ
る仲間への合図や野生動物除けのために使用されていること、錫杖
も地面を突くことであらゆる生物が行者を除け、結果殺生を避けるた
めに使用していることなどを紹介していただいた。
全ての儀式を終えて、お下がりを受け取り、住職とご本尊へ一礼し、
一行は感想を口々に述べつつ下山した。