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イベント紹介
「第19回歴史回廊を極める」を開催しました。
第19回歴史回廊を極める「北垣国道日記『塵海』を追う
ーその1明治期の上京編」
11月20日(土)、第19回歴史回廊を極める「北垣国道日記『塵海』を
追うーその1明治期の上京編」を開催した(参加者28名)。
10時30分から京都ガーデンパレス2階「祗園」で行われた第1部講演会
では、「1886年コレラの流行と北垣国道」というテーマで、小林丈広同志
社大学文学部教授にご講演いただいた。講演の中で小林教授は、北垣
が面会していた人物や、記載された事象をもとに、コレラの感染拡大状況
をご説明。日記という日々の変化を辿れるものの資料としての価値を、
明治初期における「コレラの流行」という実例を題材にご紹介くださった。
講演終了後、同じく「日記」の資料価値の一つとして講演の中でご紹介
いただいた会場近隣の清和院町の町内会長日記の内容に合致する場所
を、小林教授の先導により受講者有志でウォーキングを行った。日記に
記載された通りの風景を確認し、あらためて日記の貴重性を認識し合った。
午後からは第2部ウォークを行った。13時30分に京都府庁南門前に集合
した一行は、「京都歴史回廊塾」メンバーの先導で、北垣ゆかりの地を
順番に巡った。予め調査研究された同塾メンバーによる説明は分かりやす
く、現存していない建物も、目前に浮かび得るような臨場感があり、参加
者は大満足の様子であった。
京都歴史回廊塾は、立命館大学文学部と京都歴史回廊協議会との間で
交わされた覚書に基づき、同学部の所定の授業の単位を取得した同協議
会の会員で構成される生涯学習グループで、必要に応じて同学部の授業
支援にも携わる。解散場所の銅駝公園では、コロナ禍でこの2年間は受講
環境が整わなかったが、次年度以降、コロナの終息を期待しつつ、新たな
メンバー募集が呼びかけられた。
「世界文化遺産仁和寺の紅葉ライトアップ企画」を 開催しました。
2021年10月28日(木)、一般公開に先駆け、仁和寺様より立命館
大学生・院生に紅葉のライトアップにご招待いただき「世界文化遺産
仁和寺の紅葉ライトアップ企画」を 開催いたしました。(約200名参加)
色づき始めた木々や由緒ある建築物がライトアップされ、昼間とは違った
印象の仁和寺を堪能させていただきました。
今回登場した境内の撮影スポットには、幻想的な写真を撮影できる工夫
が凝らされており、僧侶の方々のご指導・ご協力のもと、みなさんとても
素敵な写真を撮ってくださいました。
第11回歴史回廊らくたび散歩「平安時代の入口を守る巨大寺院の栄枯盛衰 九条通りを歩く」を開催しました
10月17日(日)13時から、第11回歴史回廊らくたび散歩「平安時代の
入口を守る巨大寺院の栄枯盛衰 九条通りを歩く」を開催した(参加者
32名)。今回は、平安京の条坊制を形づくる大路小路の中の、元一条
大路から九条大路までを順番に巡る企画の最終回。元九条大路(現九
条通り。以下、九条通り)を東から西へと歴史散策を行った。
京阪電鉄東福寺駅に集合した一行は、株式会社らくたび代表取締役
の山村純也氏の案内により、万寿寺の山門前に向かった。同寺は元々
万寿寺高倉あたりにあり(現在の万寿寺通の語源)、室町時代には京
都五山の第五位に数えられた歴史ある寺院であったが、火災により焼
失して以降は、現在地に移転し、現在は東福寺の塔頭の一つとなって
いる。重要文化財に指定されている鐘楼の説明を受けた後、九条通り
を南へ渡り東福寺へ移動した。
東福寺では、紅葉の時期には撮影が禁止されている臥雲橋から通天
橋に向かってうっすらと色づき始めた紅葉を堪能した。日下門から境内
に入り、圧倒されるような存在感のある国宝三門等を拝観した後、伏見
街道へ出て、九条通りに戻り、西進。城興寺へと向かった。
城興寺は現在では住宅地の中にあって目立たないが、九条通りとい
う名の通り、昔この付近には摂関家である九条家の邸宅があり、そこ
につくられた九条堂というお堂を起源とする寺院とのことであった。
また、平家全盛の時代、以仁王がこの寺を寺領として有していたが、
鹿ケ谷の陰謀発覚以来、実父である後白河上皇と平清盛との対立が
鮮明になる中、1179年に同上皇の実子という理由から平清盛によって
取り上げられた。その後、安徳天皇が即位し、自らが傍流であることを
確信したことも相俟って以仁王は平家討伐の挙兵を決断したとも言わ
れている。
城興寺を後にした一行は、東寺のアララギを目標に一路西へ。東寺
(正式名:教王護国寺)は平安遷都とともに建立された二つの官寺(東
寺と西寺)のうちの一つ。嵯峨天皇から運営を託された弘法大師空海
(以下、空海)が造営を進め、日本初の密教寺院を創り上げた。南大門
から境内に入った一行は、国宝金堂や立体曼荼羅が納められている
重要文化財である講堂の説明を受け、国宝御影堂の秘仏不動明王に
手を合わせつつ、西側通りに出て、南下し国宝蓮華門へ。蓮華門は空
海が東寺を後にし、高野山へと向かう折に使用した門。蓮華門に向か
う空海が歩いた後に次々と蓮華の花が咲いたことが門の名前の由来と
なっており、空海の旅立ちの際には門のところまで不動明王も見送りに
来られたとも伝えられている。
東寺を出て西へ進むと、朱雀大路の南端、平安京の南の玄関口であ
った羅城門跡地に出た。羅城門は建立以降度重なる被災により再建が
繰り返されたが、980年の暴風雨により倒壊されたのを最後に放置され
たという。跡地には石碑が残るのみで当時の面影は何もないが、平安
京の基点の一つとして、東に東寺、西に西寺が配され、北に朱雀大路
が伸び、内裏へと続いていたことに思いを馳せる不思議な空気が漂って
いた。
東寺と違い西寺は、現存しておらず、跡地は児童公園になっていた。
公園の中央の小高い丘には巨大な礎石がいくつも遺っており、その大
きさから巨大な建造物があったことが想像された。
最後に鎌達稲荷神社を訪ね、JR西大路駅で解散となった。まさに「平
安時代の入口を守る巨大寺院の栄枯盛衰 九条通りを歩く」を体感する
散策となった。
第19回 歴史回廊を極める「北垣国道日記『塵海』を追う」ご案内
11月20日(土)開催のイベント「北垣国道日記『塵海』を追う」を
開催いたします。
今回のイベントは2部制で、【第1部】は京都ガーデンパレスにて
同志社大学の小林丈広先生の講義を、お昼休憩の後【第2部】では
ウォークをお楽しみいただく予定です。
詳細はチラシ画像をご覧ください。チラシ「北垣国道日記」
なお、お申込みの受付は先着順となっておりますので、ご興味がござい
ましたらお早めにお申込みくださいますようお願い申し上げます。
ご参加のお申込みを心よりお待ちしております。
開催日時 : 2021年11月20日(土)
参 加 費 : 会員・家族会員 ・・・1名 1000円
一般 ・・・ 1名 2000円
※『会員』とは、京都歴史回廊ファンクラブ会員のことをさします
定 員 : 30 名(先着順)
【お申込方法】
*Web・・・https://ws.formzu.net/dist/S29779625/ (申込フォーム)
第11回 京都歴史回廊 らくたび散歩 開催のご案内
2021年10月17日(日)
第11回 京都歴史回廊 らくたび散歩
【平安京の入口を守る巨大寺院の栄枯盛衰 九条通 】
九条通は、平安京の南端に位置し、通りに面して正面入口に羅城門
左右に東寺と西寺が都を守るために配置されました。現在、東寺は
場所も規模も変わることなく存続し、西寺は石碑が一つ残るだけと
なっています。なぜこのような栄枯盛衰が起こってしまったのか。
その謎を歩くことによって解き明かしましょう。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
開催日時 : 2021年10月17日(日)
13:00~16:00(終了予定)
集合場所 : JR東福寺駅
参 加 費 : 会員・家族会員 ・・・1名 1500円
一般 ・・・ 1名 3000円
※『会員』とは、京都歴史回廊ファンクラブ会員のことをさします
定 員 : 30 名(先着順) ※お蔭様で(9月8日)定員に達しました
お申込みフォーム : https://ws.formzu.net/fgen/S14381593/
詳細は、 下記のチラシをご覧ください。